列車に乗る
インテルシーティの中 |
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座席指定の切符には列車の運行日時と列車番号、座席番号が書いてあるので、それに従って乗車し指定された席まで行けばよい。
喫煙席と禁煙席があって、一つの車両の二つの乗車口によって別れている。廊下はつながっているので、違う入口から乗ってしまっても大丈夫。ただ、インテルシーティは混むので廊下にも人が多く、通るのは大変。
乗車の際の注意事項
●刻印機の印字を忘れずに
切符を買って、列車に乗るとき、乗車券はホームに設置してある日時の刻印機に挿入して印字しなければならない。
大きな駅でもホームごとに設置してあるので、それを見つけて乗車前に刻印する。中には調子の悪い機械もあるが、それにあたったときは何度もやるより、他の機械に移って印字した方が速い。列車が来てからやろうとすると混んで(皆そう思っている)慌てるからちょっと前にやっておくこと。
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インテルシーティの廊下 |
●車両番号の確認
車両番号は入口のドアに書いてある。入ってきた列車の乗車ドアを見て車両番号を確認する。1台見れば見当がつくから自分の乗る車両の乗り口(喫煙席か禁煙席か)に行き、乗車。
●席の確認
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座席番号表 |
通路と座席はガラスの扉で仕切られているが、そのドアの横に座席番号が書いてあるので、それを見て自分の座席があるブロックへ行く。ブロック内に入ると座席の上に番号が振ってある。向かい合った席が続き番号になる。
席は自分が予約した席でも大抵、誰かが座っているので、そこは私の席であると言ってどいてもらう必要がある。彼等は悪怯れずにどいてくれる。イタリア語なら
「クエスト ポスト エ ミオ(ポスト)」
とでも言えば通じると思うが、座席を指差して自分の切符を指差せば通じるだろう。疑う人は切符を見て確かめると思う。でも、切符を相手に手渡さないように。切符には名前は書いてないのだから。
座席の上に荷物置き場があるので旅行鞄などはそこに乗せる。席は日本のそれより広く、ゆったりとして快適。
●廊下にも席がある
インテルーシーティは、廊下と座席ブロックとに分かれているが、その廊下にもじつは座席がある。跳ね上げ型の椅子なので普段は壁になっているが、手で倒して座ることができる。
●座席指定をするかどうか
1時間前後で着くのであれば、あえて座席指定にしなくてもいいと思う。インテルシーティは乗車券のみで乗れる(インテルシーティ・プラスは特急料金が別途必要)から予約は必要ない。でも、乗車券は早めに買っておこう。切符売場は必ず誰かが並んでいるし、中には欲しい切符がないと他のどの切符にしようか相談したり迷ったりですごく時間のかかる人がいる。他の人のことなど気にしないから延々と話している人もいる。なので、ぎりぎりに買おうとすると間に合わなくなる。
また、大きな駅なら切符の自動販売機がある。その方が、早く購入できるが壊れていることも又多い。フィレンツェのような大きな駅では切符売り場で買おうとするとただ乗車券を買うだけでも乗る予定の列車のことを聞かれて時間がかかる。つまり時間に余裕を持って買う必要があるということ。前日に買っておくのが賢明。 |