切符の買い方

切符を買うところ
 これはもちろん切符売り場で、駅にある。しかし、当日売りの窓口と予約のそれとは違う。列車の座席予約は予約窓口で買うことになる。ここはたいてい何人か並んでいるので、時間の余裕を持って買いに行った方がよい。ときには10人以上並んでいることもある。

普通乗車券を買う
 列車はインターシティが確実で一番いいが、1時間前後で着くなら、あえて座席指定にしなくてもいいと思う。それなら、乗車券のみで乗れるから予約は必要ない。でも、乗車券は早めに買っておこう。切符売場は必ず誰かが並んでいるのでぎりぎりに買おうとすると間に合わなくなる。
 切符を買うときは、必要な情報を相手に提示すれば買える。 英語でも通じる。
 乗る駅で買うのであれば「行き先」と「2等」(あるいは「1等」)と何枚かを言えばよい。
例えば、ミラノ行きの2等の切符を2枚買うのであれば、
ドゥーエ ビリエッティ ペル ミラノ セコンド クラッセ ペルファボーレ」となる。
ドゥーエ:2
ビリエッティ:切符(複数形)単数はビリエットウノ ビリエットとなる)
ペル:〜行きの
英語なら
「(I want to)Two tickets to Milano second classe please」
といった感じだ 。
乗車券の価格は、1時間くらい乗る距離で500円前後の見当で考えておけばいいと思う。
 イタリアの数の言い方もついでに書いておく。
1:ウノ、2:ドゥーエ、3:トゥレ、4:クワトロ、5:チンクエ、
6:セイ、7:セッテ、8:オット、9:ノーヴェ、10:ディエイチ

座席指定券を買う
 インターシティの予約は乗車駅でなくても買える。翌日か何日か後に行く街から乗る切符でも他の街で買うことができる。できれば、二日前くらいに購入しておくと確実。
 近くの駅の予約の窓口(窓口の上に表示されている)に行き必要な情報を係員に言うか提示する。英語でもOK。 前もって乗る列車を決めておき、その列車の情報を紙に書いて渡すのが簡単で確実であろう。
 必要な情報とは、
★その列車が駅を出る時刻(自分が乗る駅から出る時刻)。何月何日の何時何分発の列車か。分かるなら列車の番号も書いた方がいい。
★何等車か。1等なのか、2等なのか。
★乗る駅と降りる駅の名前。他の駅でも買えるので出発駅も必要である。
★禁煙席か、喫煙席か。1つの車両が2つに別れていて喫煙席と禁煙席になっている。喫煙席でもたばこを吸う人は少ないようだ。だから喫煙席しかなくてもそんなに気にすることはないと思う。逆に喫煙する人は肩身の狭い思いをしそうだ。
★禁煙席を希望していて喫煙席しかないときそれでもいいかどうか。これは細かいようだが、書いておいた方がよい。それを聞くために駅員が訊ねてきたりする、何を言っているのか分からなくて苦労する。
「FS/Online」の検索結果をプリントして持ってくれば、それを提示するだけでほぼ通じる。
 座席指定切符と乗車券は大抵一緒に売ってくれるが、ときたま座席指定切符だけを発売することがある。座席指定だけだと400円くらい(3.5ユーロ位)だから思ったより安かったら確認すること。後で乗車券だけを買うためにまた並ばねばならない。
切符は乗車券は一人一枚だが、座席指定は二人でも一枚しか発行しないのでご注意。
ICの座席予約券

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