D.O.Cワインとは?
イタリアのワイン法で2番目の等級に位置付けられるワイン。D.O.Cは「Denominazione
di Origine Controllata 」がフルスペル。統制原産地呼称ワインと訳される。イタリア全土で300種類くらいある。
ここではその全てを紹介することはできないので、具体的な内容が分かったものから順に紹介したい。
赤ワイン |
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アマローネ(アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ) |
ヴェネト州、ヴェローナ県のヴァルポリチェッラなどのコムーネで作られる。
使われているぶどう品種は、コルヴィーナ・ヴェロネーゼが40〜70%、ロンディネッラ20〜40%、モリナーラ5〜25%ロッシニョーラ、ネグラーラ・トレンティーナ、バルベーラ、サンジョヴェーゼなどを単独にか混合で15%まで加えてもよい事になっている。
辛口で、ミディアム・ボディ。サラミや鶏料理に合うという。
このワインは、収穫したぶどうを100日くらい陰干しして糖度を増してから発酵させる製法で作られている。発酵も低温で1月ほどかけてゆっくり行われる。これにより独特の香りを持つワインとなっている。
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モンテプルチアーノ・ダ・ブルッツォ |
アブルッツォ州で造られているワイン。アブルッツォ州には、キエーティ、ラクィラ、テラーモ、ペスカーラの4県があるが、その全ての県で造られている。使われているぶどう品種はモンテプルチアーノ85%以上。それに許可されている黒ぶどうが15%入れられていることもある。
癖のない飲みやすいワイン。タンニンの渋味は弱く、辛口。値段も高くなくて、気軽に飲めるのではないか。日本にも多く入ってきている。
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白ワイン |
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ソアーヴェ |
ヴェネト州のワイン。ヴェローナ県の東方の13のコムーネで作られている。
ぶどう品種はガルガーネガ70%以上。トレビアーノ・ディ・ソアーヴェ、ピノー・ビアンコ、シャルドネの3種を単独か混合で30%以内まぜる事ができる。
ヴェネト州で作られるワインなので、魚介類やリゾットなどに合うと言われる。
辛口だが、シャブリ(シャルドネ)ほどではなく、さっぱりとした飲みやすい白ワインである。
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