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イタリアの最高級ワイン(D.O.C.G)の紹介

D.O.C.Gワインとは?
 イタリアのワイン統制法によって定められている一番上級のワインがD.O.C.Gである。
そう数も多くないし、まずはイタリアの代表的なワインなのでここで紹介したい。私自身はそれほどワインに関して造詣が深いわけではないので、色々な参考文献、あるいはインターネット上のサイトを参照しながら作成した。

D.O.C.Gの赤ワイン(50音順)  
1.ヴァルテッリーナ・スーペリオーレ(赤)
 ロンバルディーア州のコモ湖のそば、ソンドリオ県ヴァルテッリーナ地区が産地。
使用しているぶどう品種は、ネッビオーロ(キアッヴェナスカ)ピノ・ネッロなど。
辛口で、若いときはタンニンの渋味が強い。
1998年にD.O.C.Gワインに昇格した。
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2.ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ(赤)
 トスカーナ州シエナ県のモンテプルチアーノ地区で作られている赤ワイン。
使われているぶどう品種はトスカーナで主に使われているサンジョヴェーゼの一種、ブルニョーロ・ジェンティーレなど。
 3年以上熟成したものをリゼルヴァ、4年以上のものをリゼルヴァ・スペチャーレという。
1983年D.O.C.Gワインに昇格。
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3.ガッティナーラ (赤)
 ピエモンテ州、ヴェルチェッリ県ガッティナーラ地区の赤ワイン。
ネッビ・オーロ種のぶどう90%以上にヴェスポリーナ、ボナルダなどの品種を混醸 して作る。
20年以上の熟成に耐えると言われるが5〜12年位が飲み頃。
4年熟成させ、アルコール度数が13%に達したものをリゼルヴァと称する。
1990年D.O.C.Gワインに昇格。
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4.カルミニャーノ・ロッソ (赤)
 トスカーナ州、フィレンツェ県のカルミニャーノ地区で作られている赤ワイン。
サンジョ・ヴェーゼを中心にいくつかのぶどう品種を混醸して作られる。使われるぶどう品種はキアンティによく似ている。
1990年D.O.C.Gワインに昇格。
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5.キアンティ、キアンティ・クラッシコ(赤)
 トスカーナ州、アレッツォ、フィレンツェ、ピストイア、ピサ、シエナの5県内という広い範囲のコムーネで作られている。
イタリアの全てのワインの中で最も多く作られているワイン。
サンジョヴェーゼといくつかのぶどう品種を混醸して作る。
キアンティワインはどんな料理にもむくと言われる。
キアンティ・クラッシコは赤味の焼肉(ビステッカ・フィオレンティオーナのような)などの濃いめの料理に向く。
キアンティ・クラッシコ:1996年、独立のD.O.C.Gワインとなる。
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6.ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(赤)
シエナ県のモンタルチーノで作られる。
ブルネッロ(サンジョヴェーゼ・グロッソ)という品種で作られる。
ぶどう収穫の翌年1月1日から4年、そのうち3年は樫の木樽での熟成させる。
濃いルビー色で熟成するにつれてガーネット色になる。強い個性的な香りがする。赤味の肉の料理等に向く。
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これ以下は現在製作中・・・・・・・・・・  
6.タウラージ (赤)  
7.トルジャーノ・ロッソ・リゼルヴァ (赤)  
8.バルバレスコ(赤)  
9.バローロ(赤)  
10.ブラケット・ダックイ 、アックイ(赤)  
11.ゲンメ (赤)  
   
D.O.C.Gの白ワイン  
1.アスティ・スプマンテ、モスカート・ディ・ダスティ(白)
 ピエモンテ州のアスティ県、クーネオ県で作られるワイン。
 使われているぶどう品種は、モスカート・ビアンコ。
 アスティ・スプマンテは発泡酒だからか、残存糖分の規定がある。そのせいで、甘口の飲みやすいワインである。シャンパンと同じように、お祝い事のときなどに飲むと雰囲気が出る。

2.ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ(白)
トスカーナ州シエナ県サンジミニャーノで作られる白ワイン。
使われているぶどう品種は、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ。
ルネッサンス以前から飲まれている。法王や、ミケランジェロも愛飲したと言われている 。
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2.アルバーナ・ディ・ロマーニャ(白)
4.ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ (白)
5.ガーヴィ 、コルテーゼ・ディ・ガーヴィ(白)
ピアモンテ州のアレッサンドリア県のガーヴィなどの11のコムーネで作られている。
 使われているぶどう品種は、コルテーゼが85%以上。その他の白ぶどう品種を15%まで使ってよいことになっている。したがってコルテーゼ100%にガーヴィもある。
魚介類に向くと言われる。
 発泡酒でないガーヴィもあるらしいが、一般的にはスプマンテ(発泡酒)。辛口だが、発泡なので飲みやすい。1998年にD.O.C.Gに昇格した。
6.フランチャコルタ(白)
7.レチョート・ディ・ソアーヴェ (白)







参考資料:「全訂イタリアワイン」塩田正志著、柴田書店刊
ここで紹介されている→http://www.shibatashoten.co.jp/Books/Item/ItariaWine.html