歴史タイトル

ローマ時代-3

3.カエサルの改革から皇帝制の時代へ
  紀元前1世紀頃、カエサルが民意を反映しない貴族政治を打破するため自ら皇帝となって政治を変えようとするが、紀元前44年、元老院たちに暗殺される。(皇帝の系図を見る)
 その養子だったオクタビアヌスがカエサルの意を継いで執政官となり、権力を集中しカエサルの思いを実現した。オクタビアヌスは、初代の皇帝となり、アウグストゥスという称号を元老院より捧げられ、以後彼はアウグストゥスと名乗る。
 彼自身は質素な暮らしをしてローマに貢献し「パックス・ロマーナ」(ローマの平和)を実現した。だが、彼が後継者を身内から選んだことから、その後少しづつローマは腐敗していく。
 紀元64年ローマに大火があり、その罪をユダヤ人に押し付け、大量 のユダヤ人虐殺した(ネロ帝)。ネロは元老院に引退を強要され自殺する。そのネロの宮殿は壊され、跡地には市民のための娯楽施設であるコロッセオが建てられた。(79年)