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サンジミニャーノの歴史 |
最初に町を形成したのは、現在のチステルナ広場辺りで11世紀初頭の頃と思われる。ローマから北上してくる幹線道路のランチジェーナ街道がピサーナ街道と合流する地点だったため、それ以後順調に発展し11〜12世紀にかけて町は大きくなっていった。
13世紀には自治都市(コムーネ)となり、特産品のサフランなどの交易により繁栄した。その頃、グエルフィとギベリンの争いが起こり、その権勢の誇示と経済的発展を示す目的で多くの塔が建造された。13世紀になんと72本もの塔が建造されたという。
しかし、14世紀に入ると、ペストや飢饉が発生、また対外的にも他国との争いに敗れるなどして結局フィレンツェ共和国の支配下に入り以後、急速に町は衰えていった。
そのため、サンジミニャーノの町は、ルネッサンス時代から今日に至るまでその姿をほとんど変えることがなかった。
我々は今でもルネッサンス時代のサンジミニャーノの町を見ることができる。 |
サンジミニャーノ市
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