鶏のローストと去年食べ損なったトリッパだが、鶏は無難な料理。両方変わった料理を頼んで、共に期待外れだとかなりしんどいので、こういうオーダーにした。
じゃがいものフライは、ファーストフッド店などで出るスティック状のものを想像していたが、(事実去年そんなのを食べている)きたものはかなり違っていた。ドイツ風のフライに似た切り方で、もっと大雑把で大きい。しかも味がローズマリー風味。ローマと同じ水いもで、私は好きだ。
トリッパは内臓料理で、俗に蜂の巣といわれる部分を短冊状に切ったものをトマト味で料理したものだ。トリッパだけの料理で、歯ごたえがある。
前に東京で、アンティパストで食べたことがあったが、それはパンの上にのせてあったからもっとトマト味の濃厚なタイプだったが、こちらのトリッパはさっぱり味だった。でも、心配した臭みはなく、おいしく食べられた。だが、ぜひ食べることを薦める、というほどではない。正直言って東京で食べたアンティパストのトリッパのほうがおいしかった。でもこの味の方が癖はなく飽きがこないだろう。
鶏のローストは日本にもよくある味と言えそうで、実はちょっと違うような気がする。
基本的には、日本でよく食べる片足分の腿の、塩味のローストだが、それに使われている香辛料の香りが違う。これが独特の味を出し、引き締めている。大変食べやすくおいしい。ここは、おいしいレストランだ。
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