●売っている所
長距離バス路線は都会から地方に向けて放射状に延びている。
従って、都市から地方へ行くときは乗場が集中しているが、地方から都市に向うときは、閑散として、どこが停車場かも分からない事が珍しくなく、切符売り場等もない。タバッキ、バールか、近くにあるお店で扱っていることが多いから店で聞いてみる。その店になくてもどこへ行けば買えるか教えてくれるはず。一番よいのは、最初に行きと帰りの切符を一緒に買うことだ。
「ヴォレイ イ ビリエッティ アンダータ エ リトルノ ペル (人数)ペルソーネ」
人数は二人ならドゥーエ、三人ならトゥレである。詳しくはイタリア語コーナーを参照されたし。
また、そんな所を走っているバスの場合、車内で切符を売っている可能性もある。
切符を手に入れる事ができず乗るときは、それを確認して乗ると良い。
切符を売っているか?と聞くには、
「アヴェーテ イル ビリエット?」
売っているなら、その場で行き先を言って買う。切符が1枚なら、
「ウン ビリエット ペル 行き先」
後でだと、乗った駅がどこだか運転手が忘れてしまって別な値段を取られないとも限らない。また、出発するときだけ、切符売りの人が来て売ってくれるというパターンもある。リミニからサンマリノへ行くプルマンではそうだった。
往復するときは、現地に着いたときにバスの出発時刻を確認し、同時に切符を買っておくと帰りに慌てなくてよいのではないか。
●買い方
買い方は上記で紹介しているのと同じでよい。
お店に入ってまず、
「ボン ジョルノ」と挨拶をしてから、
「アヴェーテ イル ビリエット?」と聞く。
売っているなら、その場で行き先を言って買う。切符が1枚なら、
「切符の枚数 ビリエット(ティ) ペル 行き先」
例えば、ローマ行きを2枚買いたいならば、
「ドゥーエ ビリエッティ ペル ローマ ペルファ ヴォーレ」となる。
●時間割
切符と同様に大事なのはバス運行の時刻表だ。乗る予定の前日などに確認して、当日時間をロスしないように。インフォメーションや切符売り場で時刻表を手に入れておこう。
時刻表は「オラーリオ」だ。大抵の場合。行きと帰りの両方の時刻が載っている。帰りも乗るバスを決めておいて、その時間までに駐車場に戻るようにすれば効率よく見学できる。多くても30分おきくらいなので次々と出るという感じではない。場合によっては2時間以上間が空くこともある。 |
長距離バスの切符
マルペンサ空港〜ミラノ中央駅
空港と近くの都市を往復するバスをアエロバスと表示している所もある。このバスは空港発の場合、運転手が切符を売ってくれる。まずバスを見つけたら、
「アヴェーテ イル ビリエット?」(切符ある?)
と聞いてみるといい。
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