1420年からはブルネッレスキが設計した巨大なクーポラの工事も始まり、1436年にそれも完成。その頂上にレオナルド・ダ・ビンチの師匠であるヴェロッキオがランタンを据え付けたのが、1468年である。但し、現在クーポラの頂上にあるのはヴェッロキオの作ったものではない。
最終的にこの聖堂ができあがったのは、ファサードの彫刻を取り付けた19世紀の末である。
内部はラテン十字形の3廊式の構造で巨大な空間である。(15世紀当時はフィレンツェ市民全員が入ることができたという)
主祭壇にはベネデット・ダ・マイアーノ作の木彫りの「キリストの磔刑像」が飾られている。