国立考古学博物館

国立考古学博物館

 ヴィテルボ一帯で発掘された古代エトルリア建築の資料を展示している。
  見学は9時〜18時、月曜休館。
 1956〜1965年にサン・ジョヴェナーレで行われた発掘で新石器時代から中世に至る出土品が見つかった。そして、1966〜1978年にアクアロッサで行われた発掘によって紀元前7〜前6世紀のエトルリアの都市構造が明らかになった。これらの発掘結果 の展示が行われている。
 住宅の見取り図や、一部オリジナルの材料も用いて二重勾配の屋根(瓦のいくつかは彩 色装飾が残っている)を復元している。
  またいろいろな石積みの技法を紹介したコーナーもある。
  アクアロッサの大建造物は神殿とする説と宮殿とする説があるが、この博物館では、その建物の扉口を再現し、木の床板とテラコッタの瓦端飾りを再現することによってこの神殿の構造を紹介している。
  しめくくりは家庭生活を扱ったコーナーで、各部屋の用途を例示し食器類や女性の仕事用具を展示している。