サンタ・マリア・フォルモーザ教会


サンタ・マリア・フォルモーザ教会

 リアルト橋とサンマルコ広場の中間、ちょっと東寄りにあるフォルモーザ広場にある教会。どちらからも5分とかからず行かれる。
 聖処女マリアが出現したという奇跡を記念して639年に建設された教会と言われている。
 1492年、マウロ・コドゥッシによって初期ルネッサンス様式に改装された。16世紀にはファサードが、17世紀にはバロック様式の鐘楼が建設された。その結果、写真を見て分かるようにファサードはバロック様式。だが、内部はルネッサンス様式のあっさりしたデザインで、一部建設当時の古い建物も残る混合型の建物となっている。
 この教会でも時々、こじんまりとしたコンサートが行われる。50人くらいの聴衆の前で弦楽5〜6重奏団が演奏する。このような小さなコンサートも雰囲気があって、なかなか良いと思う。