参事会教会(ドゥオモ)

参事会教会(ドゥオモ)
Duomo Collegiata

 

 チステルナ広場の北東側のすぐ隣にある。参事会教会と呼ばれている。
 12世紀ロマネスク様式の建物。13世紀の素朴なファサードは何度も改造修復された。内部は、円柱で仕切られた3つの廊下がロマネスク様式の特徴を持ち、天井は14世紀のドーム型である。内陣と外陣をおおう部分は1458年にジュリアーノ・ダ・マイアーノによって拡張された。
  ファサード内側の高いところにタッデオ・デイ・バルトロのフレスコ画(1393年)「最後の審判」、連続するアーチの上に「天国と地獄」が描かれている。
  その下にベノッツォ・ゴッツォリの「聖セバツチャンの殉教」(1465年)とヤコポ・デッラ・クエルチャの木製の彫像「大天使ガブリエレ」と「受胎告知」(1421年)がある。
 ベノッツォ・ゴッツォリは、フィレンツェの旧メディチ館だった、リッカルディ宮殿の礼拝堂にある「三王礼拝」図や、ピサのカンポ・サントの壁画を描いたフレスコ画の名匠であり、その壁画は一見に値する。 側廊両側の壁画にはさらに多様なフレスコ画の連作が描かれている。