パンテオン

パンテオン
Panteon

 5世ローマの中央に立つローマ時代の貴重な建造物。最初、アウグストゥス時代の将軍マルコ・ヴィスパニオ・アグリッパが紀元前27年に建てたが118〜125年にハドリアヌス皇帝が立て直した(デザインはかなり違うらしい)。その際、最初の建立者に敬意を払い、その名を刻んだ最初の建設当時の碑文を再び正面に設置させた。
 608年に東ローマ帝国皇帝のフォーカスはこのパンテオンを教皇ボニファキウス4世に寄贈しサンタマリア・アド・マルティレスとい名のキリスト教会になった。
 その後、中世には小要塞になったりしたが、17世紀にサン・ピエトロ大聖堂の祭壇の天蓋とサンタンジェロ城の大砲を造るために柱廊にあった青銅の枠組みが取り除かれてしまった。
 イタリア統一後は、国王達を祭る記念堂になった。
 内部は高さ43メートル、直径43メートルのドームだが、それを支える柱は1本も立っていない。巨大でシンプルな空間が広がっている。天井には直径9メートルの穴(窓?)が開いていて明り取りになっている。窓が一つもないのでここが唯一の光源である。
 ローマ時代は神々を祀る神殿として作られたが、帝国が消滅した後は、キリスト教の教会として一部作り直して使われていた。(前述)そのお陰でキリスト教徒に憎悪で破壊されることから免れた。
 現在はその増築部分(下にあるエッチング参照)を取り除き、建設当時のデザインに戻されている。
 内部にはラッファエッロ・サンティの墓があるのでも知られている。彼の墓はいまだに花が絶えることがないという。入って左斜め前当たりにある。花が目印。


前に立つオベリスク


教会として使われていた頃のパンテオン。鐘楼が建っている。