オペラ座

 

オペラ座
Teatro dell'Opera di Roma

 現在のローマ・オペラ座はドメ二コ・コスタンツィがアキーレ・スフォンドリに1877年に建設を依頼、1880年に完成した。テアトロ・コスタンツィと呼ばれ、ロッシーニのセミラーミデで開場した。
 イタリア4大オペラ座のひとつ。正式名称は現在もコンスタンツィ劇場と呼ばれ、ローマでも別格の本格的オペラ劇場。
 ローマのオペラの歴史はオラトリオと密接に関連がある。1600年頃から宗教音楽劇が上演され、17世紀になるとバルベリーニ家の私設劇場が華麗なオペラを上演した。
 1656年にはスウェーデンのクリスティーナ女王がローマに住み、コルシー二宮殿でオペラ公演が行われていた。
 その後19世紀になってこの劇場が建築された。 マスカー二の最高傑作「カヴァレリア・ルスチカーナ」(1890)、プッチーニの「トスカ」(1900)などが初演されている。
 1958年にはマリア・カラスがグロンキ大統領臨席の下で「ノルマ」を途中まで歌い、キャンセルするという20世紀オペラ史上最大のスキャンダルが起きたのもこの劇場である。

交通
国鉄テルミニ前の500人広場とディオクレティアヌスの浴場の間を通るヴィミナーレ通りを南西(左)に少し行くと右側にある。

オペラ座のホームページ
http://www.ivc-net.co.jp/guide/opera.html
http://www.operaroma.it/