国立古典美術館
Galleria nazionale d'Arte antica
12〜18世紀の作品を集めた美術館。ローマ貴族のコレクションに寄贈や購入作品が加わって形成された。
始め、コルシーニ館に開館したが1949年にバルベリーニ館に移転した。バルベリーニ館には陸軍将校クラブが置かれているので、絵画の一部は現在でも倉庫に置かれているらしい。それでヴィッラ・ボルゲーゼのカジーナ・デッレ・ローゼに移転する予定である。
主な展示作品は、
フィリッポ・リッピの「聖母子」、ペルジーノの「トレンティーノの聖ニコラウス」、ラッファエッロの「ラ・フォルナリーナ」、テントレットの「姦淫の女」、ティツィアーノの「ヴィーナスとアドニス」、カラヴァッジョの「ホロフェルネスの首を切るユーディット」、ハンス・ホルバインの「ヘンリー8世の肖像」などがある。
また、この館の中の、ピエトロ・ダ・コルトーナが「神の摂理の勝利」というフレスコ画を描いた大広間やロココ様式の装飾で豪華に飾られているバルベリーニの居室などの見学もできる。バルベリーニの部屋には家具、磁器、マヨルカ焼き、ガラス製品などが飾られている。
交通
地下鉄A線のバルベリーニ駅で降りて上に出ると南北に走るクワトロフォンターネ通りがある。その道を少し南に行くと左側に入口がある。
見学
平日:9時〜14時
日曜:9時〜13時
休館:月曜
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