カピトリーノ美術館

カピトリーノ美術館
Museo Capitolino

 ミケランジェロがデザインしたカピトリーノ広場に面する美術館。
 コンセルヴァトーリの居室、コンセルヴァトーリ館博物館、ブラッチョ・ヌオーヴォ、新博物館、カピトリーノ絵画館、を総称してカピトリーノ美術館と言う。
 カンピドリオ広場を挟んで向かい合っている二つの宮殿が主な建物で南側にあるコンセルヴァトーリ宮殿から入り、地下の通路を経て、新館に入る。出口は北側にある新コンセルヴァトーリ宮殿となる。
 博物館は、15世紀にラテラーノに保存されていたブロンズ像を教皇シクストゥス4世がローマに寄贈したことに始まる。18世紀にはアルバーニ・コレクションが博物館に加わり、ハドリアヌス皇帝の別荘の作品とセウェルス時代のローマ市街地図が加わった。そして、イタリア統一後、当時発掘中だった遺跡の出土品が加えられた。
 中庭には「マルフォリオの泉」(大洋の像)、ローマ建設伝説を形作った青銅のオオカミ像がある。他にもルネサンス以降の多くの油絵が収蔵されている。ローマ時代の美術品を見るなら、こことローマ博物館は外せない。


コンセルヴァトーリ宮殿(美術館の入口)

 かなり広く、全部見るには相当時間がかかるので、ゆっくり見るなら2時間くらいは予定した方がよい。
 また、コンセルバトーリ宮殿の屋上にバールがあるが、ここからローマを眺めながら食事(パニーニなどあり)するのも一興である。ここは美術館の入場者はもちろん、入場しないものでも利用できる。詳しくは「カピトリーノ美術館のバール」を参照の事。


テアトロ・マルチェッリ通りからカピトリーノ広場に登る階段
上がって右に美術館の入口がある。

見学
開館:9時〜20時
休館:月曜