楽器博物館

 

楽器博物館
Museo degli strumenti musicali
e la sua immensa collezione

 サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会の東側にある博物館。ちょっとローマ中心からは離れているが、楽器好きの人にはいいかも。
 1974年にローマ帝政後期の遺跡あとに1903年に建てられた兵舎内にある施設。この博物館には古代から20世紀の今に至るまでの楽器が所蔵されている。その大半はエヴァン・ゴルガのコレクションからもたらされたもの。
 展示室は2階で全部で18室ある。
 年代順に並べられているものと、種類別のものがある。
 ギリシャ・ローマ時代のアルオイ、シストラム、クロタロと鐘が展示してある部屋、アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ等の特徴的な楽器が展示されている部屋、イタリアとヨーロッパの民族楽器が展示されている部屋、行列用の小オルガン、旅行用グラヴィチェンバロ、などの携帯用の楽器と、辻音楽士が使用していたもの等が展示されている部屋、その発明者が造ったピアノなど貴重な楽器を展示した部屋等がある。
 1461年に造られたトランペットやハンス・ミュラーが造ったチェンバロ、バルベリーニのハープ、1722年にバルトロメオ・クリストフォリが製作したピアノが有名。

交通
地下鉄A線のサン・ジョヴァンニ駅で降りると、その北側にジョヴァンニ門広場があり、その西側にはサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ教会がある。そこから東に延びるカルロ・フェリーチェ通りには、トラムが走っている。それに乗って2駅目がサンタクローチェ・イン・ジェルザレンメ(エルサレム)広場だ。その南側にあるサンタクローチェ・イン・ジェルザレンメ教会の裏(南)にある庭から入る。
 トラムはローマ駅近くから来ている線もある。こっちの方が歩かずに行かれるかもしれないが、何番のトラムかは今の所わからない。

住所:Piazza Santa Croce in Gerusalemme 9A, 00185 Roma
電話:(国番号 39)06-7014796
休館日:月曜、1月1日、5月1日、12月25日
入館料:4,000リラ
開館時間:平日 9〜14時 / 日・祝日 1日2回定時の見学のみ(9:15−11:15時)
館長:アントニオ・ラタンツァAntonio LATANZA博士
交通手段:市内バス(ATAC)−9番と3番。地下鉄A線、サンジョバンニ(S.Giovanni)駅下車。