サンタマリア・イン・トラステーヴェレ教会
Santa Maria in trastevele
この教会は、テベレ川の向こうという意味のトラステーヴェレ地区にある。市が立つので有名なポルタ・ポルテーザ地区からは少し離れている。
この教会は4世紀半ば頃からある大変古いもの。 1138〜48年に建て直され、現在に至っている。
ファサードは、前に柱廊のあるデザイン上は黄金のガラスモザイクで飾られている。ファサードの中にはさらに3つの門がある。内部は3廊式で、まぐさ式構造を持つ古代の円柱に支えられている。ドメニキーノのデザインによる豪華な木の格間天井がある。鐘楼は、ロマネスク様式で造られている。
内陣にある「フォンス・オレイ」(油の泉)」からは、言い伝えによると紀元前38年、救世主の到来の予兆としてひとすじの油が吹き出したという。
後陣のモザイクはインノケンティウス2世の死後作られ、窓近くのモザイク「聖母の生涯」はピエトロ・カヴァッリーニの作である。
トラスレーヴェレ地区は、ピッツァなどの美味しい店が沢山あるのでも知られているが、同時にスリ、カッパライの類いが多く住んでいるという話もある。行くときは気を付けて。
交通
この教会は、テベレ川の向こうという意味のトラステーヴェレ地区にある。パラティーノ橋を渡り、西に向ってまっすぐ行き、突き当った広場の斜め左にある。