サンタマリア・デル・ポポロ教会

サンタマリア・デル・ポポロ教会
Santa Maria del Popolo

 ローマの北部ポポロ広場に面した教会。
 11世紀から12世紀にかけてローマ市民がお金を集めて建てたためにこの名がついた。(ポポロ=民衆という意味)
 1475〜77年にはおそらくアンドレア・ブレーニョが委嘱されて、ロンバルディアの聖アウグスチノ修道会士の為に建て直しが行われた。その後、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによってファサードと内部に手が加えられた。ベルニーニはファサードではバロック様式に全体の印象は変えながらも15世紀に造られた構造を保存した。内部では当初から存在した仕切り壁にバロック様式の造形装飾を施した。
 聖堂内陣の左の礼拝堂には、カラヴァッジョの「聖パウロの回心」と「聖ペテロの磔刑」がある。
 2番目のキージ礼拝堂は、アゴスティーノ・キージと家族の霊長としてラッファエッロが設計したものだが、ロレンツエットが着工し、ベルニーニが完成させた。クーポラのモザイクもラッファエッロのデザインである。

交通
地下鉄A線に乗ってフラミニオ駅で降りると左手にポポロもんが見える。その門をくぐったすぐ左にある。