聖アポッリナーレ・ヌオーヴォ教会

アポリナーレヌオヴォ教会

聖アポッリナーレ・ヌオーヴォ教会
Sant apollinare nuovo

 6世紀前半にゴート族のテオドリクス王によってアリウス派(異端派、ゲルマン人の信者が多かった)のために建てられ、イエス・キリストに捧げられた。561年にアグネリス司教によってカトリック正統派に捧げられ、聖マルティーノ・イン・チェロ・ドーロ教会(黄金の空の聖マルティーノの意)と名前を変えられた。
 天井を金で豪華に装飾しているためのでそう名付けたという説もあるが、はっきりしない。
 9世紀の半ば、ラヴェンナの初代司教アポッリナーレの遺骨をスラブの海賊から守る為に海に近いクラッセ教会からこの教会に移された。同時に教会の名も聖アポッリナーレ・ヌオーヴォ教会と変えられた。
 教会正面の柱廊式の入口とファサードの2連窓はルネッサンス時代に造られた。しかし第一次世界大戦のときオーストリアの爆撃によって破壊され、現在の柱廊は後に修復されたものである。
 内部には壮麗なモザイク画が描かれている。