
聖アポリナーレ・イン・クラッセ教会
ラヴェンナのモザイク美術を見る上で見のがすことができないのは、ラヴェンナ市中心から5km離れたところにある聖アポリナーレ・イン・クラッセ教会である。
市の郊外のウニーティ川にかかるポンテ・ヌオーヴォ(新しい橋)をこえたあたりから、その高い鐘楼が目に入る。
聖アポリナーレ・イン・クラッセ教会は、初期キリスト教時代では最大級の教会である。ウルシチーノ司教の命により、銀行家ユリアヌス・アルゲンタリウスがお金を出して建造された。549年5月9日にマクシミアヌス司教のときに完成し、彼が初代司教に任命されたそうな。
鐘楼は、赤と黄色のれんがを積み上げて造られている。建造は10世紀の末頃、高さは37.5mある。円柱形の列柱の立つ細長い小窓が美しい。
ロマネスク建築の瀟洒な美しさを持った聖堂である。
中には、明るい黄緑色が美しく、爽やかな印象のモザイク画でうまっている。聖ヴィターレ聖堂のモザイクとはひと味違った雰囲気がある。バスに乗っても必ず行くべき必見の教会である。
行き方
ラベンナ駅前やカドゥーティ広場などに止まるバスの4番か44番のアウトブスに乗って行く。切符はタバッキなどで買う。カドゥーティ広場では近くの売店で売っている。所要時間は20分ほど。開けた平野にあり、川を渡った当たりから遠くに見えてくるので降りる駅を間違えることはない。
入場料:3ユーロ

教会背面

聖堂内の美しいモザイク画
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