シニョリーア広場

シニョリーア広場

 ヴェッキオ橋の近く、ヴェッキオ宮殿とウッフィーツィ美術館が面している広場。フィレンツェのチェントロ広場とも言うべきもっとも由緒ある広場である。ここでは多くの歴史的事件が起きている。ロレンツォ・イル・マニーフィコの死後、フィレンツェを支配しやがて火刑にされたサヴォナローラが処刑されたのもこの広場だった。
 13〜 14世紀にかけて整備拡張され、現在のような姿となる。
 ここにはいくつもの彫像が立っているが、一番有名なのがヴェッキオ宮殿入口に立つ、ミケランジェロ作の「ダヴィデ像」(レプリカ)であろう。そしてその隣にはバッチョ・バンディネッリ作の「ヘラクレスとカクス」が立っている。
  そして、宮殿の端当たりに、中心にネプチューンが立つ「ビアンコーネの噴水」(アンマンナーティ作) がある。そして更にその左、チェルキ通りの入口当たりに初代トスカーナ大公のコジモ1世の騎馬像(ジャン・ボローニャ作)が立っている。