パラティーナ美術館
Galleria palatina
ヴェッキオ橋を渡って南に行き、グイッチャルディーニ通りを少し行くと左手にピッティ宮殿がある。
中央の門をくぐり中庭から右手のにある入り口を入ると美術館の入り口となる。
この美術館には、16世紀から17世紀にかけての有名な画家の作品が多く展示されている。今年の春に行なわれているルネッサンス美術展に公開され、ポスターにもなっているラッファエッロの「ヴェールの女」はこの美術館の所蔵品である。
その他の主な所蔵作品に付いて紹介する。
ティツィアーノの「美しき女」「若き英国人の肖像」「コンチェルト」「教皇ジュリオ2世の肖像」「V・モスティの肖像」「キリストの復活」など、ラッファエッロ・サンティの「ヴェールの女」「大公の聖母」「天蓋の聖母」「小椅子の聖母」「布貼り窓の聖母」「アニョロ・ドーニの肖像」「マッダレナ・ドーニの肖像」「身重の女の肖像」など。ティントレットの「L・コルナーロの肖像」フィリッポ・リッピの「聖母子像」、カラバッジョの「眠れるキューピッド」
、ルーベンスの「3美神」「バッキンガム公爵婦人の肖像」などがある。
内容といい、ヴォリュームといいウッフィ−ツィ美術館に並びうる美術館である。
また、宮殿の門をくぐり、左に曲がってしまうと銀器博物館の方に行ってしまうので間違えないように。一見中に入っても区別
がつき難く、お目当ての絵がなくておかしいなと思いつつ最後まで見てしまうなどということにもなりかねない。
もちろん、銀器博物館はそれなりに充実したいい博物館ではある。
見学
夏季:8時30分〜21時
土:8時30分〜24時
冬期:8時30分〜18時50分
休館日:日曜・祭日(通年)、
土曜日(冬期)
入場料:1万2千リラ(予め予約することもできる)
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