サント・スピリト教会

サント・スピリト教会
Santo spirito

 サンタトリニタ橋を南に渡るとフレスコバルディ広場がある。その南端を横切る道を右に曲がるとサント・スピリト通 りに入る。その最初の道を左に曲がるとこの教会(裏)がある。
 ここはアゴスティーノ修道会の教会で、 設計はブルネッレスキだが彼は工事開始直後に亡くなったため実際の工事は数々の変更が加えられた。ファサードは未完のまま残されている。
 内部はこの教会の前に建てたサン・ロレンツォ教会によく似ている。しかしスケールはこのサント・スピリト教会の方が大きく、身廊(真中のスペース)と側廊(端スペース)の間の柱がこの教会に限っては、内陣や袖廊までぐるっと巡っている。そして天井はここも平らである。教会の壁に並ぶ礼拝堂は最初の設計では平面 が半円形だったのが普通の四辺形になっている。これは工事の難度を考えた変更であろう。
 正面内部のバラ窓はペルジーノのデザインによる「精霊降誕」で飾られている。右翼廊の奥から2番目にある祭壇にはフィリッピーノ・リッピの手の「聖母子と聖ジョヴァンニーノ」がある。