オーニッサンティ教会
ロンバルディア地方に本拠地を持つウミリアーティ修道会の聖堂として13世紀半ばに建立されたが17〜18世紀には大幅に手直しされて、フィレンツェにはめずらしいバロック風のファサードを持つ最初の教会となった。
鐘楼は創建当時のもの。内部には、アメリカ大陸を発見したので有名なアメリゴ・ヴェスプッチの出たヴェスプッチ家の礼拝堂がある。
この教会には有名な絵画作品が3つある。
1つは、聖堂左、修道院の食堂にあるギルランダイオの描いた「最後の晩餐」。
残りの2つは、ギルランダイオとボッティチェッリが競作した二人の聖人のフレスコ画である。「聖ヒエロニムス」と「聖アウグスティヌス」(これはどこかから剥がしてきたものらしい)である。どちらもしっかりと描かれた労作であり、一見の価値がある。
また、このオーニッサンティ教会はボッティチェッリの菩提寺であったため、彼の墓がある。
見学(ギルランダイオの「最後の晩餐」)
月・火・土曜日の9時〜12時(午前中のみ)
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