サン・マルコ教会

サンマルコ教会

 

サン・マルコ教会

 サンマルコ寺院は「聖マルコ」に捧げられた教会で、14世紀に創建され、15世紀の初めにはドメニコ派のフィレンツェにおける拠点となった。同世紀半ばにはコジモ・デ・メディチの依頼でミケロッツォが聖堂と付属修道院の工事に着手。
  左手にある教会本堂は16〜17世紀にさらに改修されそのファサードなどバロック的な建物となった。
  内部は単廊式で入口扉の上には14世紀のジョット派の大きな「十字架像」(1360年頃の作)が、主祭壇にはベアート・アンジェリコ(祝福されたアンジェリコという意味だが、これは聖人の次に来る尊称である。フラ・アンジェリコと同人物。彼は昔からそう呼ばれていたが、それが正式に認められたのは割合最近のことである。)の描いた「キリストの十字架像」が飾られている。
  主祭壇の左手奥にはジャンボローニャの代表作(設計)と言われる「聖アントニーノの礼拝堂」がある。右奥にはミケロッツォ設計の聖具室がある。
 教会の右隣には修道院があって、フラ・アンジェリコ(アンジェリコ修道士)の美術館となっている。

 


教会内の中庭

サンマルコ教会

銅像 マルコキリスト像