フィレンツェ大修道院
Badia Fiorentina
ベネディクト修道会の教会として建設された教会。
13世紀の後半、アルノルフォ・ディ・カンビオにより拡大増築され、さらに15世紀と17世紀にも手が加えられている。
豪華な扉口は19世紀のコピーであるが、オリジナルは1494年、ベネデット・ダ・ロヴェッツァーノによって製作された。また教会への前庭になっている屋内柱廊も彼の設計である。
教会内部はギリシャ十字プランでバロック様式が基調である。
その扉口のリュネットには、テラコッタの「聖母子像」が飾られている。(ベネデット・ブリオーニ作)
またこの教会には、尖塔を頂く六角形の鐘楼があるが、これは14世紀に建てられたもの。
見るべき絵画作品として、フィリピーノ・リッピ作「聖ベルナルドの前にあらわれた聖母マリア」がある。
現在修理中なので、正面入口ではなくダンテ・アリギエーリ通り側に入口がある。
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