ダンテの家
「神曲」を書いたダンテ・アリギエーリの生まれた家を1900年代に入って再建したもの。内部にはダンテゆかりの品が展示されて博物館になっている。
ダンテ・アリギエーリは、フィレンツェで生まれたが、皇帝派の内部争いの結果、故郷を追われた。イタリア内を放浪した後、1316年からラヴェンナの領主グイド・ダ・ポレンタのもとに身を寄せ、以後この地にとどまった。
グイド・ポレンタの使者として何回か旅行はしたが、それ以外の時は子供達に励まされながら、「神曲」の執筆にあたった。
1321年の9月13日夜半に死去し、聖フランチェスコ教会での葬式の後、彼の遺体は教会の近くの石棺に納められた。
現在ダンテの末裔は、ヴェネト地方でヴァルポリチェッラ・ワインを造るワイナリーを経営している。そこで造られたヴァルポリチェッラ・アマローネとアチョート・ヴァルポリチェッラ・アマローネはマジ社を通
じて販売されている。
葡萄の実を収穫した後、冬になるまで陰干しして水分を減らしてからワインを造る独特の製法で造られる。
発酵を途中で止めて甘いワインにするものと最後まで発酵させてアルコール度数の高いワインにするのと2種類ある。どちらにしてもこってりとした味わいのワインとなり、愛飲者も多いらしい。
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