ダヴィデの像

ダヴィデの像


 シニョリーア広場に立つ、レプリカのダヴィデ像。
 ミケランジェロが作成したときはオリジナルのダヴィデ像がここに飾られていた。しかし傷みが激しくなったので19世紀にアッカデミア美術館が作られ、そちらに移された。
 ミケランジェロ自身はここに置くことを念頭において製作しているので室内で見るより雰囲気がある。
 このダヴィデ像は遠くを見つめているが、外ならほんとに遠くを見ているように見えるが、室内だと壁を見つめているだけでかなり素っ気ない視線になってしまう。 空間を含めて作品の一部になる彫刻という表現の難しいところである。 そういう意味で、この彫像をレプリカだとバカにしないで見つめてみてほしい。