ストラディヴァリの銅像

ストラディヴァリの銅像

 クレモナ市のメインストリートであるパレストロ通りの突き当たりにあるカヴール広場に立っているヴァイオリン製作で有名なストラディヴァリの銅像。
 アントーニオ・ストラディヴァリは1644年このクレモナ近郊で生まれた。
 彼はその当時もっとも優れたヴァイオリン制作者だったニコロ・アマーティのもとで修行した。やがて彼自身の創作によるヴァイオリンを造り始め、1737年に93才で死ぬまで作りつづけた。彼の製作したヴァイオリンは今では何億円もの値がつく大変貴重な名器といわれるものとなっている。
 彼のヴァイオリンは「ストラディヴァリウス」と呼ばれ世界最高峰と言われている。彼の製作の最大の秘訣はそのヴァイオリンの上に塗ったニスだといわれる。しかし、このニスがどのような成分だったかは現在には伝わっておらず、分かっていないそうだ。
 なお、現在「ストラディヴァリウス」と呼ばれているのは、アントーニオ・ストラディヴァリの他に息子のフランチェスコ・ストラディヴァリとオモボーノ・ストラディヴァリが作成したもの弦楽器(主にヴァイオリン)をさす。


銅像の足下にはヴァイオリン製作用の工具が彫られている


銅像の後ろ姿。その向こうは
ストラディヴァリウスが展示してあるコムーネ宮殿