コムーネ宮殿

コムーネ宮殿

 13世紀かそれ以前に造られた市庁舎。現在も市庁舎として使われている。1206〜46年に修復された。その後も何回か手を加えられた。1階中央の柱にロレンツォ・トロッティ作(1507年)の演説用バルコニーが取り付けられている。
 内部の上階にはブラマンテスタイルのりっぱな扉があり、ヴァイオリンの部屋というのもある。クレモナ弦楽器工房で造られたうちの選りすぐりの5点が展示されている。
 アントニオ・ストラディヴァリ作の「クレモネーゼ」(1715年)、ニコロ・アマーティ作の「ハンメルレ」(1658年)、アンドレア・アマーティ作の1点(1566年)、そしてジュゼッペ・グアルネーリの作品の「キリスト」と呼ばれる作品(1734年)と同じ作者の無題の1点(1689年)がある。
 これらのヴァイオリンは毎日1回は地元の音楽大学の教授によって演奏されているという。
 また、この建物の正面右に観光案内所(Infomation)がある。

「ヴァイオリンの間」の参観
入場時間:(火)〜(金)=8:30〜18:00
     日・祭=9:15〜12:15 15:00〜18:00
休館  :月曜日
入場料:6,000リラ(約3ユーロ)


コムーネ宮の中庭